SECRET ROOM

第0085回 (2007/11/12)
祝い


その日は、一番町通りですずめ踊りが練り歩き、お囃子がそれを煽りたて空はと言うと雲一つ無くきれいに晴れ上がり街はお祭り色に染まっていました。
その数時間後、私は東京駅前のイタリアンレストランにいました。
あるOGの結婚式に出席していました。
イタリアンレストランで紋付袴に白無垢に角隠し、そして人前式。
日本人のアイデンティティを身にまといその場限りの、信心してもいないものに誓う事より、皆の前で二人の契りを誓う事を選んだ二人。実に潔く心に二人の人生観や価値観が伝わってきました。
「それでは、主賓のご挨拶を賜ります」
「Iちゃん、おめでとう!
今日仙台をでる時一番町はお祭りでね、すずめ踊りやお囃子そして空は見事な秋晴れでさ、私にはまるで今日の二人の結婚式を、仙台を挙げて皆が祝っているように感じました。・・・」
その式は、結婚式はイベントやファッションだけでは無いんだよ。と教えてくれたものでした。
式も佳境になり、新郎新婦のご両親へ花束のプレゼントとなります。そこで新婦はご両親へこれまでのご恩のお手紙を読み上げましたが、涙で読めなくて何度も何度も止まります。
参加者は皆心で「がんばれ!」と言っていました。
その時です。お父様が前へ歩み出て「I、もういいよ。大丈夫だから気持ちはわかるから。」
一人っ子の新婦はそれでも顔を横に振って「だめ、絶対に伝えたい。」がんばりました。
良い結婚式でした。
友人のスピーチや芸事などがドンドン続く今時の披露宴とは一味も二味も違うご披露宴でした。

いろんなお話しをさせて頂く機会がありますが、いつも心がけている事があります。
「その人の役に立つ事を、格好付けず正直に、そして勇気付くよう話す事」

最近、気に入りの話です。
会社を清算しようとした父親や役員に対して、その息子は最後の望みとして自分はこうしたいと言う事を相談したそうですが、全員に反対されたのだそうです。
そこで彼は皆が反対した事を再確認し、それならと実行する事を決めたのだそうです。
そして今はとんでもなく大成功しています。
「今まで皆が良いと思った事が原因で会社を清算する事になったのだから、その逆を選択すれば成功するはず。」だったのだそうです。
私も十数年前から、これまでの自分なら選択しない事や物を意識して選択しています。
本当に変わりますよ。
人生を変えたい人、ホントですからやってみて下さい。

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