SECRET ROOM

第0079回 (2007/04/28)
ドア


東京に私達のお店を出したい。
何故か?
一言で言うならば、「レベルを上げたいから」です。それはいろんなレベルです。
仙台でも今までいろんな機会を見つけては努力してきました。それはそれとして続けていきますが、やはり世界中の本物や一流が集まるのは「東京」です。そこには一流の人物も集まっています。そんな街での経験や体験をしたいと言う想いが強まり避けては通れない道となりました。
ご縁のあるお店で修行させて頂いても良いのですが、私達はそこにリスクがなければ本気とは言えないという結論をだしました。リスクを背負って初めて見えることや、初めて知る自分自身の未熟さなど沢山の事がそこにはあると思います。
そんな経験や体験を積むために決断をしました。

東京店では数ヶ月単位でスタッフが交代して、疑似東京人を体験してもらいます。そのお店には本物や一流を知ったお客様がお見えになる。今まで正しいと思っていた事やこれが良いサービスと思っていた事などが実は間違っていたりお叱りや激励を頂く。そこで恥を一杯かけたなら良いと思っています。
そして、休日には日本の文化や歴史、世界の一流に触れる。歌舞伎や大相撲、美術館や演劇、そして憧れのお店を訪ねる。そして一流の人物と出会う。
それらを得て仙台の自分達のお店で表現していく。伝えて伝えて私達の大切なお客様へ熱いその想いを伝えていく。そしてそれらはこの飲食業を一生の仕事として生きていく者の替えがたい財産となる。
と、こんな思いから始まりました。

昨年の銀座の物件から始まりこんな展開がありました。
今年2月A学院大学の向い側にあるビルのB1にあるショットバーの案内があったのです。
そこは今話題になっている、元宝塚の大女優Tとご結婚なさった日本を代表する建築デザイナーのM氏がデザインなさったお店でした。
そこに決める事にして仙台に帰った翌日、当社K部長(昨年の8月から出店を目指したった一人で孤軍奮闘しています。)から連絡があり「昨日の物件、断りました。」「えっ?」
理由がこれまたイカス話で「不動産屋が気に食わない」のだそうです。
ここで人生をかけてがんばろうと私と誓った昨夜の出来事は・・・何処へやら。
そこで間髪入れず「新たな物件を見つけたのでこれから見てきます」
それが今回出店を決めた場所となりました。

昨日、契約を結びました。
場所はJRえびす駅から徒歩で7〜8分の明治通り沿い一階です。
OPENは7月です。
決して良い場所ではありませんが、それでも10社位の申し込みがあった場所です。
いつもの事ですが、ワクワクとドキドキそしてそれを上回るハラハラ感。
今回のこのお店はスタッフの住まいや交通費、食材の運送費などを考えると決して利益が生まれるお店ではないと思っています。しかし、それに変えがたいものが得られる事を信じています。私達の仲間とその気持ちだけが後押ししてくれています。

この春社会に飛び立ったOGから素敵な言葉の贈り物を頂きました。
「今、目の前に立ち塞がっているように見える壁は、実はドアかも知れません」

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