SECRET ROOM

第0072回 (2006/10/06)
町興し


先日、県知事にお会いしました。
「みやぎ経営戦略会議」なるものに呼ばれたためです。各業界の方たちがその立場で県政を語る会です。役に立ちそうな事を来年度の政策や予算に役立てるのだそうです。
それは出来るとか出来ないとかとかは抜いて単純に、一飲食業界人と一消費者の立場でこれまでに感じていた事を話しました。
他県に行く度に感じる、その土地の伝統文化や歴史を大切に残しそして繋げている事。
見せ場がなく何十年も前のままの観光地?や古いものは直ぐにコンクリートの建物に変わってしまい、どこにいるのか分からない様相を呈する街並み。

どうでしょう?
仙台港に長さ300mの町並みを造る。
その道路の両側にはアーリーアメリカンやヨーロピアンの家が立ち並びます。
彼や彼女・家族連れが一日中楽しめる町です。
劇場・映画館やこだわりのレストラン、アンティークショップやおもちゃ屋さん。古着屋さんや本屋さん。いろんな屋台や地元の観光物産のお店。こだわりの家具屋さんや修繕の職人さんの店。そして素朴で小っちゃな遊園地や様々な物のオークションルームなど・・・
これが成功したなら、次はクロスさせて町並みを造る。ミニラスベガス的(砂漠に町ができていく意味)に人の楽しみに比例して町も増殖し育っていく。
24時間営業!何時行っても賑わっていてワクワクする町です。
それらは全て県や市がテナントとして賃貸するので破格でお得になります。ただし、「こだわりのセンス」というハードルを越えたお店だけが出店します。
どうです?ほとんど使い道の無い港の「A」とかいう箱を作るよりは素敵な夢が見れると思いませんか。
その次は、山間部に昔の日本の村です。(私は何故か、海は西洋でお洒落、山は日本が似合うと思っています。)
一番町もこんな風に○○通りはヨーロッパ風で、次の通りは戦前の日本でこんな建物なのに世界のブランド品のショップがあったりする。

蔵王⇒遠刈田温泉⇒秋保温泉⇒仙台⇒塩釜⇒松島
この道筋を「〇〇ライン」とか「〇〇街道」とか名前を付けて徹底的に楽しめるコースにするのも良いです。
県民がお出かけに困った時は「まずは〇〇街道」って感じです。切り口は「食」と広い意味で「地の名物」です。市場や伝統的工芸、祭りなどですが、ターゲットは決して高齢者ではありません。週末は特にイベントをガンガン催します。行政もこのラインに集中して歳出します。
これを成功させ次は、縦の「〇〇ライン」とか「〇〇街道」創る。

これもそれも、基本は自分達が「興す」がキーワードです。だって自分達が食べて行く為なんですからね。どうしてもここから先は行政の力が必要という所でお手伝いをしてもらえば良い事です。

いろんな場面で、「繁盛するには」という話を聞きます。
私は決まって言います。「自分達自身がそこに行きたいですか?欲しいですか?」他にこんなに魅力的な所や物が沢山あるのに貴方の言うそこにいきますか。
自分達が行きたくない欲しくないのに、他人には来て欲しい、買って欲しいって、これ変ですよね。こんな所や物は絶対他の人だって行きたくない買いたくないのだから。それなのに呼ぼうとすること自体、無理がありますよね。
他県からの観光客を呼ぶ前に地元の私達が楽しくて行きたくなる。お出かけに困ったなら、まずは「あそこに行けば何かはやっているし美味いもんがあるから、はずれは無いよね」的に育てる事が先決だと思っています。

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