SECRET ROOM

第0067回 (2006/05/15)
仇討ちのつもりが


車の話です。もう随分と前になりますが、それまでのディーラーから思い切って違うディーラーに変えた経験があります。
車は時に男にとっては特別な感覚を持たせてくれる物の一つとなります。私の場合は、いつも父の思い出と一緒に重なります。我が家で始めて自動車を購入したのは私が小学5年生の頃でした。それ以来というもの父は同じ車を何台も何台も乗り継ぎました。恐らくは7、8台にはなると思います。それも全部中古車でした。そんな姿を見て育った私は、いつかその車を新車で買ってやる!って気持ちをどこがに持っていたんですね。何かしら父の仇討ち的な気持ちでした。
そこで何とか思いを果たす事ができたのですが、思っても見ずここで商売に大切な物を教えられる事になりました。こんな思いをした事はありませんよね?
1) ショールームに入りましたが挨拶をして頂けませんでした。
2) 接客はこの自動車がどれほど素晴らしいかを、機関銃のごとくマニュアル通りの数値や機能をただただ言い放していました。
3) 色々な約束をした事や日時を守れないようでした。
4) 修理が満足にできていないのに、言い訳を言っていました。
5) 全くアフターフォローがありません。
6) 私の場合。修理後にハンドルがずれた状態で付けられ帰って参りました。(12時にあるべきものが3時になっていました。)
7) フロントカーペットの下からそれは大きなドライバーが出てきました。
8) オーディオの修理をお願いしたところ、エアコンが動かなくなって帰ってきました。梅雨時期だったのでとても困りました。
9) 修理に出すと他が壊れて帰って来てしまいます。(窓は開いたのですが閉まりません。トランクも開きません。・・・
こんな事がそれはそれは沢山ありました。有名な会社だけに本当に驚きでした。
あり得ない事があまりに続くので「そこから学びなさい」と言われているようにさえ思えました。
さて、そんなディーラーとも車のモデルチェンジと共にお付き合いが終わりました。
現在お世話になっている所は、イイですよ。
いつも笑顔でそれも名前を呼んで迎えてくれます。こちらが気付く前に連絡も入りますし、自宅まで台車や引取りに来て頂けます。こんな事がありました。ある日ガソリンのエンプティーサインが点いたまま修理のため入庫した時の事です。その修理が終わり返ってきたときにはサインは消えていました。彼らはガソリンを入れてくれた事を何も語りませんでした。そしていつも見えなくなるまで見送って頂けます。
「そんなディーラーとこれからもお付き合いをしていきたいと思っています。」と、お客の方からお願いしたくなる事って凄い!!  両方とも勉強になっています。

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