あるお店の日報にあった素敵な話なのでそのまま書きます。 『ランチのご予約で「傘寿」(80歳)のお祝いパーティーがありました。 おじいちゃん達がお洒落をして、久々に集まる顔ぶれに喜び・笑いと楽しい団欒が繰り広げられました。 80歳のお祝いにと私達もお持て成しに色々工夫を凝らしました。ランチョンマットを和紙にしてお品書きを書いたり、箸置きをコルクにしたり、リサちゃんが書いているウエルカムカードもお年寄りが喜ぶようにしたり。メニューも鯛を入れた品を一品入れました。 おじいさん達は喜んでくれ「めでたいねー」と食べてくれました。「こんなにしてくれるなんてうれしいよ涙がでてきちゃうね」と言うお声を頂きました。 また、昔の戦争の事や結婚の時の話などお酒も手伝ってかすごく楽しそうにワイワイ過ごしていました。人生の先輩を見れたようでなんだか元気を貰った気がしました。 お土産も用意しました。お年寄りが好むようなお菓子?と皆で考えて仙台みそでシフォンケーキを作りました。ふんわりシフォンに甘塩っぱい味噌味です。今頃お家で食べてくれているかな?と思うとお持て成しって素敵だなと、人の人生のお祝いに参加させて頂くって、心からあったかいものだなと思った一日でした。』 ちなみに、スタッフが[ 祝!傘寿 ] という垂れ幕も作ったそうです。
私は、このように物事を捉え表現のできるスタッフに感動します。 最近の様々なコンサルタントの講演会で飲食店は大変な割りには儲かりませんヨ!的な話が増えてきたように感じます。 私たち飲食店の仕事はとても重労働です。お客様が仕事を終え、おいしい食事をし、お酒を楽しんでいる時が就労時間です。同じ年代のお客様もいらっしゃいます。 たまには「どうしてこんな皆が遊んでいる時に働いているんだろう。」羨ましい気持ちが湧く時もあります。また、お客様が楽しんでいらっしゃる時間の前後を合わせるとほぼ開店している時間と同じくらいの仕込みや準備があるのです。お客様への気配りや立ちっぱなしでの肉体労働で心身ともに疲労もします。 ですから、好きでなくては絶対に続かない仕事なんです。そこには将来自分のお店を持って独立する・美味しいものが好き・人に喜んでもらうのが何より嬉しい・お金のため・成り上がりたい・・・だから頑張れる。沢山の理由や夢があります。 でも何よりも 「人の幸せを毎日考える事に自分の大切な人生の時間を使う事の素晴らしさ」を理解できる人物でなくてはやり遂げられない仕事の筈です。
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