
2010/10/7〜10/15
Oggi Domani 桜庭 拓
【主な訪問先】
| ○フランス | ボルドー ブルエット社 サンテミリオン アルカッション バスク地方 Ch マルメゾン Ch ラトゥール |
| ○スペイン | サンセバスチャン |

まず、今回このような機会を与えて下さった皆様に感謝致します。 現地へ行き、「本物」を見る・触れてくるという素晴らしい体験です。 本当に『ありがとうございました!!』
10月7日、日本を発ち、オランダ・アムステルダムを経由してボルドーへ。 今回の私の研修のテーマはそのままです。
『本場のモノを感じる』
一番に感じたことが、ワイン作りの大変さです。
Chマルメゾンに訪問し、醸造行程の見学、収穫体験。なかなか出来ることではありません。ただ、一言でいうと、やはり農業、重労働です。 それに付随して、気候の変化や天災。一日にして葡萄をダメにしてしまう可能性もあるこのワイン作り。 夕食を頂きながら、社長さんやディレクターさんのお話を聞ける機会がありました。代々受け継がれているシャトー、そのワイン作りの信念。

(シャトーの畑や建物を説明している最中。カベルネの味見をしているChマルメゾンのディレクターさん。)
もちろん美味しいワインを作りたいという信念、そしてテーブルに並ぶ料理とそこに集まる人々でワインは美味しいものになるとのことです。どんなに高級で、最高に美味しいワインがあっても、暗い中一人で飲んでも美味しいものではないと思います。
私たちの仕事に置き換えると…おいしい料理を提供するのはもちろんですが、それを提供するスタッフの人柄や気配り。そういうことも、美味しさを引き立てる要素の一つになってくるのではないかと感じました。
そうしてお店に来て頂ける、ファンになって頂けるのかと思いました。
シャトーもそうでしたが、ボルドーの町並み・建物も素晴らしいものがありました。古く、味が出ているのですが、洗練されていて、綺麗に仕上がっています。それぞれが大切に使われていて、今も生き続けているのかなと感じます。大切に使われる分だけ、古くても味が出て、それだけで雰囲気が出る。僕たちのお店の中もそうでなければ行けません。
大事に使っていくということが、プロとしての第一歩だと思います。

(ボルドー市内の夜景…薄く水がはっていて、鏡写しに建物が映っています)
こちらはChラトゥール。
土壌は石灰質で、固いイメージ。少しミネラル感がワインに出てくるのかと。 シャトー内は神聖、あるいは高貴な雰囲気。大きな石塚で囲まれた畑、その中に立つ塔も威厳がありました。 地下にはコレクションカーヴ。1863年が一番古く、年代別にビンテージワインがずらりと並んでいました。 ティスティングルームにて樽出しの09年のラトゥール、レフォール、ポイヤックと07年のラトゥール、レフォールをティスティング。07年は酸に特徴があり、まだまだこれからといったところ。 10年はクラシカルな作りになるとのことです。 葡萄(CS)も食べてみましたが、やや酸が先攻。皮を噛むと糖度が序所に出てくるイメージです。

(ティスティングルームから見た葡萄畑)
畑の規模は、80ha。そのうち、75%がカベルネ・ソーヴィニョン。25%がメルロー。残りがカベルネフランとプチヴェール。

(石灰質の土壌。ミネラルが豊富なことが伺えます)
今現在、ラトゥールではスペシャルキュヴェを作っている最中らしいです。 (案内してくれた広報の方はここだけは見せてはくれませんでした…泣) 約250万リットルの大きな樽で仕込んでいるそうです。 近いうちに、市場に出てくるかもしれませんね。
ボルドーから南下し、バスク地方へ。そしてスペインの国境を越えサンセバスチャンという町に向かいました。 対岸はリゾート地、対岸は古い建物が並ぶ町並み。ここではスペイン本場のバルを3件程まわりました。
スタンディングのカウンターには、これでもかというくらい料理が並び、「気軽さ」という言葉がピッタリ。キャッシュオンで気軽、一杯でもOK、地元のいが集まりそうな空間。これぞバル!まさにOggi Domaniのような雰囲気でした。

(お酒のアテからお腹にたまる様なものまで。海が近いせいか、アンチョビやサーモンを多く使い、味付けはジャンクなものが多いのが印象的です。)
この研修で、自ら動いてお店に生かすことも大事。 スタッフやお客さんに、お話で伝えていくことも大切なことです。 僕自身、初めてのヨーロッパ(本当に行けるとは思ってみませんでした…)で、興奮覚めやらない今日ですが、向こうで感じてきたことを、体験してきたこと、1週間で感じたことを形に残していきます。 最後になりますが、本当にありがとうございました!